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★技法4:矢印法

2016-01-25

暗黙の仮定をみつけましょう。

 

誰の心の中にも「暗黙の仮定」があるといわれています。「暗黙の仮定」とは、「自分で自分の価値と決めたもののこと」です。それは、あなた自身の成り立ち、個人的な哲学、自負心の基礎となります。例えば・・・

 

1、誰かに批判されるということは、私に悪いところがあるからだ。

2、私の価値は、やり遂げることができるかどうかで決められる。

3、ひとつ間違えばすべてがだめになる。常に成功していなくてはいけない などなど・・

 

第三者が客観的にこの文章を読んだ時、「必ずしもそうでない」と感じるでしょうし、これらは真実ではないことも理解できると思います。しかし、残念ながら公平で良好な環境にいらっしゃらない場合、またはなんらかの理由で心が弱っている方の場合、上記のような「暗黙の仮定」が心の多くの部分を占め、苦しみへとつながっていくことが多いのです。

 

そんな時、もし可能であるならば、このように考えてみることをお勧めいたします。

「この否定的な考え方は果たして真実なのか」

「真実だとすれば、それは何を意味するのか」

「なぜ自分は動揺しているのか」

 

「暗黙の仮定」を否定し、あなたのお考えを無理やりねじ曲げたり、安易に前向きな気持ちに変換することをお勧めしているのではありません。自分自身の「考え方の癖」を知ることにより、次に何か起きたとき、状況を正確に把握し、問題の根本を考えることができるようになることを目指します。

 

矢印法 実践例

 

事例

「会社のプレゼンで、自分の企画を充分にアピールすることができなかった」

 

まず、はじめに、自分の心に思い浮かんだ否定的な考え(自動思考)を書き出します。

その自動思考の真下に向けて小さな矢印を書きます。

 

最初に浮かんだ自動思考

「私は自分をアプローチすることが苦手だ」

 

「どうして動揺するのか。それはどんな意味があるのか」と考えていく。

ここで注意しなければならないのは「感情」ではなく「考え」を書くということです。二番目の考えとして「ひどい、どうしようもない、私は堪えられない」では役に立ちません。「どうして動揺するのか、それにはどんな意味があるのか」と自分自身に問いかけてみて下さい。

 

「私は自分をアプローチすることが苦手だ」

「私は仕事で成功しにくい」

「努力しても意味がない」

「何をどう考えたらいいのか、わからなくなる」

「未来が見えない」

「自分が幸せになる方法がわからない」

「私は幸せになれない」

「今まで自分がやってきたことはすべて無駄である。私には生きている価値がない」

 

こんなふうに「感情」ではなく「考え・意味」をたどっていくと、あなたが心の奥に持っている「暗黙の仮定」にたどりつくことができます。この場合、たどりついた「暗黙の仮定」は以下のとおりです。

 

・「今まで自分がやってきたことはすべて無駄である」

・「私には生きている価値がない」

 

 

「暗黙の仮定」にたどりついた後の進め方

展開は主に3通りあります。

 

  • この「暗黙の仮定」がどこから来たのか検証しましょう。
  • 「暗黙の仮定」に関連する具体的なエピソードから、解決の糸口を探しましょう。
  • どうしたら生きてきた意味や価値が見出せるのかご一緒に考えていきましょう。

 

お話を進めていく上では2通りの方法があります。

ひとつはクライエント様に心のままにお話しいただく方法です。この場合は、カウンセラーは専門家としてお話をうかがい、そのお話の中から重要だと思われることをピックアップしていきます。

もうひとつは、認知行動療法の別の技法を使う方法です。よく使われる代表的な技法は「DAS(認知のゆがみ発見スケール)」または「認知のゆがみ10項目の検証」です。