悩みのご相談はプロのカウンセラーによる電話カウンセリングサービス「kikiwell(キキウェル)」へ

お電話でのお申し込み・お問い合わせ

050-3736-3332

受付 8:00~25:00 休業日 年中無休

聞き上手な日々-KIKIWELL OFFICIAL BLOG-

聞く技術3、共感する

2015年3月16日

一般的に共感と言うと、なんとなく理解しているように思うが、聞いてみると人によって違う事が多い。

一番多いのが「共通体験」。次に共通の体験はしていなくても「ああ、それわかるわ~」というもの。そして一番少ないのが、
「私はそう思わないけど、あなたがそう思う気持ちは理解できる」というもの。
違いを順番に説明しておきます。

 

1:共通体験

文字通り同じ境遇や体験をしたから共感できると思ってしまうもの。たとえば、お年寄りが「独り暮らしは寂しい」と言ったとする。それを聞いた大学生の独り暮らしの子も、親元を離れ暮らしているので、「寂しさ」を感じたとすると、それを持ってその大学生はお年寄りに共感してしまうというものだが、これは大学生が感じる寂しさとお年寄りが感じる寂しさの背景が違うのに、大学生はそこを見ずに、自分と同じような境遇または環境だから、僕と同じように寂しいんだろうなと、自分のメガネを通した寂しさを見ている。

具体的に言うと、お年寄りは優しかったおじいさんに先立たれ、近所づきあいもないから友達も来ない・・・。これが寂しさの根本であり、優しかったおじいさんの事を思うと、なんで私も一緒に連れて行ってくれなかったのかと思うほど、寂しく、一方の大学生は部屋に帰っても一人で、自炊して一人で食べる食事の寂しいことと言ったら・・・。同じ寂しいでもその向う側はこうも違うのだ。

それをお年寄りの寂しい気持ちに共感したつもりになってしまうのは、カウンセラーという職業としては少し乱暴に思う。

 

2:「あ~それわかるわ~」

これも共通体験とダブるところがあるが、違いは、全く同じに感じてはいないのに、強引に力技で乗せちゃうもの。説明が難しいので例を挙げると、Aさんはカウンセラーの試験に向けて、綿密に準備をして、ばっちり勉強してコンディションも整えいざ試験を受けたらあっさり不合格。釣りバカのBさんは当日に向けて情報収集もして、準備も万端それでも当日は全く釣れなかった。

貴方がAさんで「ばっちり準備したのに、あれだけ勉強したのに落ちた」と言って、Bさんが「あーそれわかるわ、俺もこの前、完璧に準備したのに全く釣れなかったから、Aさんの気持ちは痛いほどわかるよ」と言われたら、どうでしょう、

貴方がAさんなら社会的に良いとされている勉強と、道楽の最たるものの釣りを同じスケールに乗せられることは、あまりいい気がしないのではないでしょうか。人によってはこれをも共感と言ってしまう強者もいます。

 

3:「あなたがそう思う気持ちは理解できる」

ライトカウンセリングで推奨しているのはこれである。まず相手との距離感がちょうどいい。はっきり言うと「私はそう感じないけど、あなたがそう感じるのは理解できる」ということである。もちろん現場では「私はそうは感じないけど」の部分は言わないが・・・。この第三者的な視点が最も重要で、まず第一に1・2と違うところは「自分の体験や似たような経験が入っていない」故に力技で自分の物語に乗せることがない。しかもこれは相手を尊重や尊敬をしていないとできない。そこもまた重要な点である。相手を尊重しないと「お前馬鹿じゃないの?そんなふうに感じるのお前だけだぜ」という具合になってしまう。

共感というと相手との距離を詰めようとするが、そこは陥りやすい所で距離が近いから共感力が強いというわけではない。離れていてもいいのだ。

離れていた方が良い例として、自分の母親から「お前は美人だねー」と言われるより、街ですれ違った人に「あなたは美人ですねー」と言われた方が美人である真実味が増すではないか!そしてそのほうが嬉しい。身内のほめ言葉はカウントされないのだ。

家族や友人をカウンセリングできないと言われるのは、距離が近いから難しいのである。どうしても身内としての主観が入るからだ。

 

番外:妄想かもしれない事

・・・とここまでこれを読んで、「えっ、主観が入ってはいけないのなら共感なんて、あり得なくない?」と思う人もいるでしょう。

実は私はそう思っている。他人の感じていることを理解しようとするときに、自分の脳や感覚器官を通すわけだから、すでに加工されている。
100%の共感はあり得ないのではいかと思う。

共感と言うのは共感する方が「共感した」と言う事ではなく、共感される方が「この人は共感してくれた」と思うことができたなら、それが共感なのだ。

———————————————–
株式会社 kikiwell
キキウェルメンタルヘルスサービス代表取締役
一般社団法人日本ライトカウンセリング協会代表理事
菊本裕三
———————————————–

聞く技術2、ほめる

2015年3月15日

一言でほめると言っても、これがなかなか難しい。例えば相手が目上の場合や、自分が知らないジャンルでの話は、それがほめるに値するかどうかわからない場合がある。その場合どうするか。

「ほめる」と言われると、どうしても頭の中に子供が登場してきて、お勉強なり、習い事なりが上手にあるいはいい点数が取れたときの様子を払拭できないが、私たちプロのカウンセラーがしていることは少し違う。「ほめる」ということは相手がしている、若しくはしてきたことの承認と考える。しかもそれは相対的であってはならないということです。

テストが100点満点の場合、98点はほめるに値すると思うが、では68点は?相対的だと、このような微妙なところに陥る。しかし、いつもは25点しか取れないのであれば、68点でも大したもんだとほめることができる。相対的だと点数という数字に表れるから、目に見える形であるがゆえにほめやすいがカウンセリングという現場で数値化できることは、まずない。

ほめるときに考えなくてはいけないことは、「必ず主体的に考えましょうね」という事である。いつもは25点しか取れない子が、38点取ったとする、その子なりに頑張ってやったのだろう、その頑張りをほめる(承認)するのである。頑張りは数字にならないからほめにくいが、頑張っていることを知っているならほめてあげるべきだ。

私達は大人が相手なので、学校のようにテストがないからほめようがないと思ったら大間違い。仕事なら成果が出ていなくても、成果を出そうとする努力や、仕事に取り組む姿勢などはほめることができる。

カウンセリングの現場で、クライエントの話を聞いていると、ほめられて嬉しがるのは割と年配の人が多い。年齢でいえば60歳以上の方はこちらのほめ言葉を、割と素直に聞き入れる。若い方は、具体的なこちらのほめ言葉をお世辞と捉える傾向が多い。

とにかく、ほめられるというのは人間の基本的な承認欲求である。子供がほめられてやる気を出したりするが、大人も全く一緒と考えよう。

そして人を承認する以上は自信を持って承認してください。半信半疑の雰囲気は相手に伝わります。「ほめられるための種」を出してくる人は、そのキーワードを強く出してくるわけではないので、そこはこちらが敏感に反応してあげよう。

 

 

・まずは相手がなんとなく出してくる{ほめどころ}を見極める
人との会話の中には時折「それって今必要な情報?」と思えるようなキーワードが出てくる。話をぼーっと聞いていると聞き逃してしまうからそこは注意しましょう。
例1「息子は現役で大学に入ったんだけどね・・」
例2「息子は現役で東大に入ったんだけどね・・」
”大学”だけでいいのにわざわざブッ込んでくるということは・・・・!!言わなくてもいいことを言ってくるのは「そこに触ってほしいからだ」ということを覚えておこう。
・具体的な事柄をあげてほめる
ほめるときに、「とにかくすごい」ではなく、具体的な事柄をあげて「~だからすごい」というように、ちゃんとほめる理由を用意しよう。会話の中で、話を少々盛ってくる人がいるが、その場合でも多少の疑問点には目をつぶってほめてあげよう。そのことによりその人が自信を持てるのであればそれでいいのだから。「ほめる」ことに重点を置くのであれば、整合性や正論は不要です。
・アイメッセージを使おう
ほめ言葉に「私はこう思う・こう感じる」というニュアンスを持たせよう。「私は」と付けることで、個人的な意見になるので、相手は否しにくくなります。
「聡明な方ですね」ではなく「聡明な方ですね、私はそう思う」という感じで。
・それでも頑なにほめ言葉を受け入れない場合
ほめる場合は、ほめた後の相手の反応がとても重要になる。ほめた後、相手がほめ言葉を受け入れてくれたようであれば、たたみかけるようにトーンを上げてさらにほめてあげよう。これはとても効果がある。逆に相手がほめ言葉受け入れない場合は「そのことはほめられるに値しない」」と思われているのだから、あっさり取り下げて構わない。

例:受け入れる場合
「会社の社長なんだ」 「えっ!すごい!」(ほめる)
「(まんざらでもなくな雰囲気)え~(^^)社長っていっても小さな会社だよ~」
たたみかけ「小さくったって社長でしょ?誰でもはなれないですよね!」

例:受け入れない場合
「会社の社長なんだ」 「えっ!すごい!」(ほめる)
「でも俺、婿養子だから・・・(><)」
取り下げる「そうかあ・・いろいろあるんですね・・」

 
・ほめ言葉ではないけど、同じような効果がある言葉
短く、即座に、しかも大きく熱く反応してみよう。まわりくどいほめ言葉以上に効果的!

例1「現役で東大に入ったんだけど」 「えーーーっ!!現役って!!!!」
例2「会社の社長なんだ」   「えーーーっ!ちょっと!!社長っ!?」

みなさんも実際日常的な会話ではこちらを多く使用しているだろう。そのほうが直接的なほめ言葉ではないので、相手も受け入れやすい。カウンセリングでも、実はほとんどこちらを使っています。

最後に、人をほめるときに自分を持ち出さないように。「私はそんなことできない!」(それをできちゃうあなたは凄い)と言いたいのであろうが、「私」をスケールとして使うのはどうなんだろう・・・。私なら「お前はできないよ、能力ないもん」って即返すかもしれないので、出さないようにして下さいね。

 

次は聞く技術3:共感する

菊本裕三

聞く技術1、受けとめる

2015年3月15日

受けとめる、相手の話をそのまま受けとめる。聞き上手になりたければ、まずこのことを習慣にしよう。
「受けとめる」少々心理学的にいうと「承認する」ということでしょうか。

●承認とは
1、その事柄が正当であると判断すること。もっともなことだと思うこと。
2、相手の言い分を聞き入れること
(大辞林 第三版より)

相手が持ってきた話にいきなり答えたり、
否定したりせず、まずは受け止めましょう。

例えば「私○○しようと思うんだけどどう思う」と言われたら、
「それいいんじゃない」「それよりこっちの方がいいんじゃない」
などと言う前に。「そう思ってるんだ」とまず受けとめてから、
「それ凄くいいんじゃない!」って言う具合。

ちょっとしたことだけど、するとしないでは相手の安心感や
信頼感は高まります。習慣にしてください。

 
次は聞く技術2:ほめる

——————————————–
株式会社 kikiwell
キキウェルメンタルヘルスサービス代表取締役
一般社団法人日本ライトカウンセリング協会代表理事
菊本裕三
——————————————–

聞く技術10、話をマネジメントする

2015年3月15日

いよいよ最後。話をマネジメントする。

イメージを説明してみよう。
相手の話を聞くときは相手の話を聞いて、共感して、賛同したりして
会話を進めていくわけだが、これだと相手の話に後からついて行って、
相槌打ったり、共感したりする感じがする。

ずっと話の後からついて行っているが、新たな材料や登場人物が出てきたとき、
その会話の前に出て、新しい話のドアを開ける感じ。

廊下を後ろからついて行って、ドアが出てきたらすっと追い越して
そのドアを開けてあげる感じ。
複数のドアがあっても一つずつ開けてあげよう。
話したいことのドアに必ず入っていくはずだ。でもドアを開けてあげたときには
相手のトーンには特に気を付けよう。

トーンが低かったりノリが悪いようなら、次のドア。
そのように順番に開ければよい。
くれぐれも自分が楽しくなっちゃって、相手の雰囲気を見誤らないように。

聞く技術とは話させる技術に他ならない。

カウンセリングはこの技術を使って進めていく。
そうすると、従来のカウンセリングよりもカジュアルで
普通の会話のようになる。
だから私達はライトカウンセリングと言っているのだ。

しかしライトだからと言って簡単という事ではなく、
むしろ今までと多少違う事をしているので、難しい部分も多々ある。
しかも、時代が変わると人の考え方も変わる。
そうするとこの聞く技術も更新をしなければならない。

というか、毎日更新しているともいえる。
養成講座のテキストなどもやるたびに微調整をしている。

これをマスターした時には次にマスターしなければならないことが、
もう目の前に用意されている。

——————————————–
株式会社 kikiwell
キキウェルメンタルヘルスサービス代表取締役
一般社団法人日本ライトカウンセリング協会代表理事
菊本裕三
——————————————–

聞く技術9、相手にどう思うときかれたら

2015年3月15日

これもよくある。

今まで書いたことをいくつか組み合わせることが必要だ。

今までと違うのはこれはこちらの感情や気持ちを聞かれるときに言われる言葉だ。

まず最初に思うことは、「私の感情を聞いてどうするか」からスタートするという事。
間違っても「私はねえ・・・」などと思ってはいけない。

次に相手がこちらの気持ちや感情を聞いてくるときは、自分の気持ちや感情と
比較したい時が多いから、素直に自分の感情や気持ちを言ってはいけない。

ではどうするか、その時に相手がどう思ったかを探り当てるのだ。
相手が「すごく頭にきた!」と言うのであればこちらがそれほど頭にこないけどなあ、
と思っても「そりゃ頭にもくるよね!」と共感してあげよう。

言っておくがここでは、正義や正解等を論じる必要はない。
逆にそんなことを話して何になる。
もし、それができないならあなたは相手を信じていないのかも。
お互いの信頼は大前提だ。

先の話で「頭にくる!」と言うのは、あなたが共感してくれるかどうか
見ている若しくは試していると私達は受け取る。
であるなら、「そんなことで頭に来るなんておかしいよ」が大多数であっても
その場では「そりゃ頭にもくるよね!」が正解なのだ。

だから、どう思うと聞かれてあなたの思いをそのまま言うのは、
カウンセラーと言う立場では危険が多すぎる。

相手の気持ちを探ってから切り出そう。

—————————————–
株式会社 kikiwell
キキウェルメンタルヘルスサービス代表取締役
一般社団法人日本ライトカウンセリング協会代表理事
菊本裕三
—————————————–

1 / 712345...最後 »