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認知行動療法(CBT)実践例

2014-08-14

【実践例 (担当カウンセラー:あさくらゆかり  クライエント様:40代女性)】

2011年4月、NHKの「クローズアップ現代」で認知行動療法の実例を取り上げていました。この番組の放映以来、認知行療法に関するお問い合わせが多く寄せられるようになりました。認知療法の保険適用に関するきまり(医師が定められた手順で行う認知療法は保険が適用される)は、実は2010年にすでに制定されています。しかし当初から、医療関係者、専門家の間では「厚生労働省のマニュアルどおりに実施できる医師が少ない」「診療報酬が低く、医師が経済的に見合わない」などの理由により、実際にこの療法を実施できる病院はごくわずかではないかと懸念されていました。まさにその通りであるようです。これまで「近所に認知行動療法を行う病院がない」「予約を申し出たら3カ月待ちと言われた」とおっしゃるクライエント様とたくさん出会いました。

ユカリズルームは207年の開室当初、認知行動療法は行っておりませんでした。しかし、ある時女性のクライエント様(リピーターの方)に懇願されました。「私は10年もうつ病と闘ってきました。今こそ、自分を変えたいのです。でも近くに適切な病院がありません。ぜひ認知行動療法をお願いします!!」

 「認知行動療法が、電話でどこまでできるのだろうか?」最初はかたくなにお断りしていたのですが、幾度も懇願されて、承諾いたしました。認知行動療法には様々な技法があり、「自分でできる認知行動療法」などというタイトルの本もたくさん出ていて簡単に手に入ります。自分で行うだけでも、かなり効果が上がる場合もあるそうです。その女性もその類の本を持っていましたが、「どうしても自分一人では取り組むことが難しくて・・・」とおっしゃっていました。認知行動療法を行う時の注意事項として「自分で治りたい、治したいと強く思っていること。そのために過去を冷静に思い出す作業を受け入れられること」が条件に挙げられます。その女性は、強い気持ちでカウンセリングに臨みました。まず「認知のゆがみ」が本当にあるのかどうか?ゆがみがあるとして、どのような種類のものがあるのか?そのゆがみを認識し、どの技法でアプローチすることができるのか?

その女性はそれらの課題を、時間をかけてこなし、最終的には自己改革に成功。カウンセラーの私も目をみはるほどでした。療法の最後のセッションで、女性は、自信に満ちたお考えやこれからの人生に対する決意を述べられ、私は心から大きな拍手を送りました。

 「週間活動記録表」で自分の思考や生活のパターンを知り、「認知再構成法(コラム法)」で感情や認知の変化を体感し「問題解決技法」」で日常の問題を具体的に解決してゆく。

とくに三番目の「問題解決技法」はその女性に合っていたようで「今朝は会社に行かれそうにないのですが・・・休むべきですか?行くべきですか?」ですとか「夫とけんかしてしまって、寝込んでしまうほど後悔して悩んでいます。どうしたらよいですか?」など、カウンセリングの中で、日常の問題を解決することに活用なさっていました。今では元気に日常生活を送れるようになったその女性からは、時折電話カウンセリングのご予約をいただきます。最近のご家族の様子やご自身の趣味の話などで盛り上がります。「認知行動療法ってやっぱり凄いですね!あの頃は本当にお世話になりました。一人じゃない、一緒に考えてくれるひとがいる、という事実が本当に心強かったです。今でも悩んだり迷ったりしたときは、自分でこの療法を使って解決しています」。認知行動療法は、薬物療法に代わる有効な治療法であると、私は確信しています。

(株)kikiwellキキウェルメンタルヘルスサービス所属カウンセラー
(社)日本ライトカウンセリング協会理事
うつ病専門電話カウンセラー
マザーカウンセラー
あさくらゆかり