悩みのご相談はプロのカウンセラーによる電話カウンセリングサービス「kikiwell(キキウェル)」へ

お電話でのお申し込み・お問い合わせ

050-3736-3332

受付 8:00~25:00 休業日 年中無休

聞き上手な日々-KIKIWELL OFFICIAL BLOG-

洗濯ものに嫉妬~相手の話を言葉どおりに受け取らない

2014-06-19

kikiwell代表の菊本です。

たとえば子供が、塗り絵が上手にできなくて、泣いてママのところに来たとする。

ママは洗濯物をたたむ手を休めて、「仕方ないわね、教えてあげるから一緒にやりましょう」
と言って、塗り絵の上手なやり方を教えてまた洗濯物をたたみ始めた。これは正解か?
 
答えは少し正解。
 
なぜか。子供は塗り絵ができないと言ってママのところに来たが、
それを言葉通りに受け取っているから。
それは子供からするとママを呼ぶ口実で、その子の本当の気持ちは
 
・ママに塗り絵をしているところを見ていてほしい
・ママに「上手ね」と言葉をかけてほしい
・洗濯物に気を取られているママを自分の方に向けたいのかもしれない
・ママと一緒に塗り絵をしたかったかもしれない
・ただ眠くなってぐずりだしたのかもしれない
 
私がちょっと考えただけでもこのくらい出てくるのだから、まだまだあるだろう。
 
肝は言葉にならない所までも想像すること。それができなければ聞き上手は難しい。
だって、「ここはこうしてこうやって塗ると上手に塗れるのよ」と言って
また洗濯物のところに行ってしまったら、上に書いたような気持ちは満たされない。
 
だから「言葉の通りに塗り絵を教えてあげるだけ」は少し正解となる。
 
しかももっと複雑なことに、上に書いたママに対する気持ちが全部の場合もあれば
2つだったり3つだったりするところだろう。だから100%の正解を出すことは不可能だ。
 
ただ、ママがしなければならない洗濯物をたたむ手を休めて
自分の所に来て一緒に塗り絵を塗ってくれた時、この子はママに大事にされている
という気持ちになって本当にうれしいと思う。
そこが一番大事なのだ。洗濯物に嫉妬しているのだから。
 
子供の事と侮ってはいけない。
大人も同じようなシチュエーションはある。
 
「私の事を愛しているなら、この台風の中でも彼は迎えに来てくれるはず」
なんてのは安っぽいラブストーリーに出てきそうではないか。
 
だからこの辺の気持ちは老若男女関係なく持っていると思っていい。
 
セミナーでは言葉にならない言葉を聞くと言うところでこの話をする。
でも、わからない人はわからない。だからこの仕事はある程度のセンスが必要だと言うのだ。
 
因みに私は台風だったら迎えには行かないけど。
 
キキウェルメンタルヘルスサービス
菊本裕三(2012年8月12日執筆)