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聞く技術2、ほめる

2015年3月15日

一言でほめると言っても、これがなかなか難しい。例えば相手が目上の場合や、自分が知らないジャンルでの話は、それがほめるに値するかどうかわからない場合がある。その場合どうするか。

「ほめる」と言われると、どうしても頭の中に子供が登場してきて、お勉強なり、習い事なりが上手にあるいはいい点数が取れたときの様子を払拭できないが、私たちプロのカウンセラーがしていることは少し違う。「ほめる」ということは相手がしている、若しくはしてきたことの承認と考える。しかもそれは相対的であってはならないということです。

テストが100点満点の場合、98点はほめるに値すると思うが、では68点は?相対的だと、このような微妙なところに陥る。しかし、いつもは25点しか取れないのであれば、68点でも大したもんだとほめることができる。相対的だと点数という数字に表れるから、目に見える形であるがゆえにほめやすいがカウンセリングという現場で数値化できることは、まずない。

ほめるときに考えなくてはいけないことは、「必ず主体的に考えましょうね」という事である。いつもは25点しか取れない子が、38点取ったとする、その子なりに頑張ってやったのだろう、その頑張りをほめる(承認)するのである。頑張りは数字にならないからほめにくいが、頑張っていることを知っているならほめてあげるべきだ。

私達は大人が相手なので、学校のようにテストがないからほめようがないと思ったら大間違い。仕事なら成果が出ていなくても、成果を出そうとする努力や、仕事に取り組む姿勢などはほめることができる。

カウンセリングの現場で、クライエントの話を聞いていると、ほめられて嬉しがるのは割と年配の人が多い。年齢でいえば60歳以上の方はこちらのほめ言葉を、割と素直に聞き入れる。若い方は、具体的なこちらのほめ言葉をお世辞と捉える傾向が多い。

とにかく、ほめられるというのは人間の基本的な承認欲求である。子供がほめられてやる気を出したりするが、大人も全く一緒と考えよう。

そして人を承認する以上は自信を持って承認してください。半信半疑の雰囲気は相手に伝わります。「ほめられるための種」を出してくる人は、そのキーワードを強く出してくるわけではないので、そこはこちらが敏感に反応してあげよう。

 

 

・まずは相手がなんとなく出してくる{ほめどころ}を見極める
人との会話の中には時折「それって今必要な情報?」と思えるようなキーワードが出てくる。話をぼーっと聞いていると聞き逃してしまうからそこは注意しましょう。
例1「息子は現役で大学に入ったんだけどね・・」
例2「息子は現役で東大に入ったんだけどね・・」
”大学”だけでいいのにわざわざブッ込んでくるということは・・・・!!言わなくてもいいことを言ってくるのは「そこに触ってほしいからだ」ということを覚えておこう。
・具体的な事柄をあげてほめる
ほめるときに、「とにかくすごい」ではなく、具体的な事柄をあげて「~だからすごい」というように、ちゃんとほめる理由を用意しよう。会話の中で、話を少々盛ってくる人がいるが、その場合でも多少の疑問点には目をつぶってほめてあげよう。そのことによりその人が自信を持てるのであればそれでいいのだから。「ほめる」ことに重点を置くのであれば、整合性や正論は不要です。
・アイメッセージを使おう
ほめ言葉に「私はこう思う・こう感じる」というニュアンスを持たせよう。「私は」と付けることで、個人的な意見になるので、相手は否しにくくなります。
「聡明な方ですね」ではなく「聡明な方ですね、私はそう思う」という感じで。
・それでも頑なにほめ言葉を受け入れない場合
ほめる場合は、ほめた後の相手の反応がとても重要になる。ほめた後、相手がほめ言葉を受け入れてくれたようであれば、たたみかけるようにトーンを上げてさらにほめてあげよう。これはとても効果がある。逆に相手がほめ言葉受け入れない場合は「そのことはほめられるに値しない」」と思われているのだから、あっさり取り下げて構わない。

例:受け入れる場合
「会社の社長なんだ」 「えっ!すごい!」(ほめる)
「(まんざらでもなくな雰囲気)え~(^^)社長っていっても小さな会社だよ~」
たたみかけ「小さくったって社長でしょ?誰でもはなれないですよね!」

例:受け入れない場合
「会社の社長なんだ」 「えっ!すごい!」(ほめる)
「でも俺、婿養子だから・・・(><)」
取り下げる「そうかあ・・いろいろあるんですね・・」

 
・ほめ言葉ではないけど、同じような効果がある言葉
短く、即座に、しかも大きく熱く反応してみよう。まわりくどいほめ言葉以上に効果的!

例1「現役で東大に入ったんだけど」 「えーーーっ!!現役って!!!!」
例2「会社の社長なんだ」   「えーーーっ!ちょっと!!社長っ!?」

みなさんも実際日常的な会話ではこちらを多く使用しているだろう。そのほうが直接的なほめ言葉ではないので、相手も受け入れやすい。カウンセリングでも、実はほとんどこちらを使っています。

最後に、人をほめるときに自分を持ち出さないように。「私はそんなことできない!」(それをできちゃうあなたは凄い)と言いたいのであろうが、「私」をスケールとして使うのはどうなんだろう・・・。私なら「お前はできないよ、能力ないもん」って即返すかもしれないので、出さないようにして下さいね。

 

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菊本裕三